健康づくり総合アドバイザー 田沢光正さん
2009.07.05 13:00〜 @アイーナ5階(いわて環境学習交流センター)
映像 : 岩手の食文化を大切に
当日はTwitter(eco8chan)にてテキストライブ実況も行われました。以下、当日の記録です(リアルタイムで聞き書きをしているので、内容が正確ではない可能性がありますので、詳しくはビデオにてご確認ください。)
- 「岩手の食を大切に」始まりますー
- 「子供の虫歯は食生活!」食べ物の問題を抜きに解決はできない。
- 大正6年の調査では街場(63.5%)の方が虫歯が多かった。郡部の虫歯(18.5%)は少なかった。
- 新鮮な空気・心神の労、運動、十分の調理を経た軟らかきもの
- 現在とは全く逆の数字が残っている。
- 徹底した歯磨きと、一口50回噛み。
- 生中継始まりましたー http://bit.ly/v10XZ
- ・噛むことを忘れた現代人・一番大事な「歯とあご」・噛んで体を守る・噛んで脳を守る・噛んでココロを守る・唾液は不老長寿の妙薬
- 卑弥呼の時台は食事時間が51分で噛んだ回数は3990回、現代を1としたときの比較は6.4倍!
- 徳川家康の時代は、食事時間22分、噛んだ回数1465回、現代との比較は2.4倍!
- 現代は食事時間が11分で、噛んだ回数は660回。
- 咀嚼回数が圧倒的に違う。
- http://yfrog.com/0x3vqj
- 人類は急速に噛まなくなった。あごを使わなくなった。
- 軟らかい物でも、意識的に噛まないといけない。
- 「良く噛む」というのはダイエットの方法にも取り入れられている。
- 三浦敬三さん(100歳)は、総入れ歯だけど、一口60回噛む、主食は玄米+胚芽米、身欠きニシン+ミソが好物のひとつ。
- 首の体操、口開け運動、呼吸法なども元気の秘密。
- 入れ歯でも噛んでればだいぶ違う。
- 成田きんさんは歯が一つも無くて入れ歯も使っていないけど、歯茎を使ってよく噛んで食べてる。
- 主食はおかゆだけど、箸に乗るくらいのお粥なので、よく噛んでいる。他には赤飯もよく食べるらしい。
- 良く噛む食事をしている
- 歯科医師が行っている口腔保険と食事指導・間食(特に砂糖を含む)の過剰摂取・軟食化傾向、噛まないを防ぐ
- なんで砂糖が多くなったのか?
- 伝統的食文化が無くなっていって、食事の洋風化、インスタント化、ファストフード化が起こっているから
- メタボ対策とも重なる
- 宮沢賢治の雨ニモマケズが昔は教科書に載っていたが「一日に玄米四合と味噌と少しの野菜を食べ」をいう部分が教科書から削除されて掲載されていた。
- 昔の給食はコッペパンとミルクを出していた時代だったので、「一日に玄米四合と味噌と少しの野菜を食べ」というのは都合が悪かった?
- 「喧嘩や訴訟があれば」という部分も削除されていた。
- 「聞き書 岩手の食事」昭和59年 農文協より。日本の食生活全集第1回として岩手が選ばれて作られた本。
- 今残しておかないと、誰も作れなくなるような料理がいっぱいある。
- 同じ大根でもカブでも、どんどん昔の種とは変わってきている。
- イワテヤマナシ
- http://bit.ly/rjRyd
- イワテヤマナシ http://bit.ly/El9PN
- 神戸の方のお菓子屋さんでは、イワテヤマナシを上手に使っていたりする。
- 岩手食文化研究会 http://www.iwate-syokubunka...
- 子供達用の食育が様々なところで行われている。
- お弁当等の包装紙や容器、食べ物と地球環境
- 南部せんべいとデンタルヘルス。よく噛む。
- 地元を意識した食、郷土愛、それからつながる地域作り
- 地産地消もただ食材を取り入れるだけでなく
- 地球規模で考える?
- 地球規模で考えるよりも、身近な所から地域レベルで好きにかんがえていった方が良いのではないか?
- 質問「地域レベルでわがままに考えていった方が良いのでは?というのは、どういうことなのか?
- 回答「地域の地元の人々が、楽しみながら、自慢し合いながら、狭い範囲にもいろいろな違いがあるので、それを情報交換した方がよいのではと思う」
- 質問「ファストフードとかを撃退するためにはどうしたらいいと思うか?」
- 回答「昔いたところでは、効きダシ味見大会みたいな事をやっていた。そのような所から「味」を教えることも大切だと思う」
- 乳幼児期の子供の時から、日本食としての微妙な味を覚えさせたり
- 質問「咀嚼と肥満の話が興味深いのです」
- 回答「よく噛むことで、おなかいっぱいという命令が脳から出るので、食べ過ぎも防げる。昔とはアゴの形が大きく変わっている。」
- 噛むと唾液が出る。あごの筋肉が鍛えられる。成人では1日1000ccくらいの唾液が出るはず。飲み物やサプリだけで生活していては、そんなに唾液は出ない。
- 宇宙食も昔はチューブのような食事だったが、やはりそれではダメということで、できるだけ普通の食事のような宇宙食が取り入れられるようになった。
- チューブのような宇宙食ではストレスが溜まってしまってだめらしい。
- 噛む噛まないも心のゆとりが必要。ストレスで過食の人も心のゆとりが無いので噛むことが出来ないのではないか。
- 8020運動をやっていたが、必ずしも歯が残っているのが良いわけではなくて、入れ歯でも良く噛んでいればいいのかもしれない。
- きんさんの話(歯が無くて歯茎で食べていた)けど健康という事実を見て、がっかりした歯医者さんもたくさんいた。
- ・良く噛む・砂糖をしょっちゅう口の中に入れない
- 田沢さん、ありがとうございました。
- 次回は来週の土曜日、7/11(土) 13:00〜14:30 @アイーナ5Fにて「岩手県、岩手郡、岩手町から発信する新しい食文化」として柴田和子さんのお話をお聞きする予定です。
- 来週も生中継を予定していますので、お楽しみに♪
- 詳しくはblogにてご確認ください http://blog.iwate-eco.jp/
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