2010年3月アーカイブ

日時:2010年3月22日(月) 13:00〜16:00
会場:いわて県民情報交流センター アイーナ8階 804会議室
主催:NPO法人 北上川流域連携交流会
共催:岩手県
 

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 <雫石小学校の事例紹介の様子>

<プログラム>
◇私たちのエンジョイ・リバー発表会(活動報告)
 ・雫石町立雫石小学校
 ・宮古市立茂市小学校
 ・盛岡市立下橋中学校
 ・岩手大学「北上川流域学実習」
 コメンテーター:佐々木剛さん(東京海洋大学准教授)
◇川の安全ミニ講座
 講師:内田尚宏さん(NPO法人北上川流域連携交流会)
◇みんなで選ぼう!「川と親しむ標語」コンクール
◇さかなクンと遊ぼう!
 「さかなクンのおさかなクイズと川のお話し」
 講師:さかなクン(東京海洋大学客員准教授)
◇「川と親しむ標語」コンクール 入選作発表

 ぎょぎょ!親子連れがすっぎょい集まっているよ!

ということで始まった「エンジョイ・リバーinいわて」。身近な自然環境である川での活動についてその事例を紹介したり、安全に川で活動するための方法などを教えていただいたりと盛り沢山の内容でした。

さらに、県内から300件近くも応募が寄せられたという「川と親しむ標語」コンクールや、イラストレーター・お魚博士としても有名なさかなクンの講演もあったため、たくさんの親子連れも参加していました!

川遊びや水生生物調査、川下り体験など、川での活動は魅力的で楽しい反面、危険もいっぱい。本当に楽しい遊びや学習の場とするためには、ちゃんと危険を回避する方法について体験を通して学ぶ事が大切とのこと。

今回活動報告をしてくれた茂市小学校の皆さんは、①ライフジャケットの着用②流れる時は頭を川上に③川を甘くみないという3点を自分たちの体験も交えて紹介してくれました。
 

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<川のミニ安全講座の様子>
ライフジャケットの正しい着用方法や
ロープを使った救助方法などを
分かりやすく解説していただきました。

 

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<「川と親しむ標語」コンクールの応募作品>
どの作品も力作で選ぶのが難しい。。。
全部に賞をあげたいくらい!

 雫石小学校では水生生物調査の後にはアンケートを実施して自分たちの活動の振り返りまでしっかりしていました。下橋中学校は「SHEL学習」という3年間を通して身近な自然環境を学んでいる事例を紹介。岩手大学の「北上川流域学実習」は、学生自身の学びの場であると同時に、子供達と一緒に遊び指導できる立場として活動しているとのことでした。

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休憩をはさんで、いよいよさかなクンの登場!
岩手でも身近な魚であるサケやイワシを例に、その場でイラストを描きながらクイズを出してくれたりと、子どもから大人まですっかり夢中で話を聞いています。お、面白い・・・!

魚のミニ知識も勉強になりましたが、海の環境についても守っていかなければならないという気持ちになりました。魚に詳しい子ども達も、そのことをちゃんと胸に刻んでいたようです。

川の活動についてその安全面という視点を取り入れている今回のようなフォーラムは、私も初めて参加しましたが、めずらしいのではないかと思います。川で楽しく遊んだり学習したりするためには、自分達で身の安全も守っていかなければならないのだと、すっぎょく勉強になったのでした。


 ※すぎょい、すぎょく・・・さかなクン語録。「すごい」「すごく」などの言葉で「ご」の部分を「ぎょ」にすると、
               あなたもさかなクンのように魚博士になれるかも!?
               (しばらく私も「ぎょ」を多用・・・)

 

またまた新着図書、入りました。

ボ  ブ(以下B)「どうしたんだいマイケル、こんなアイーナの5Fに呼び出して。
             話って一体何だい?」
マイケル(以下M)「誰にも言うなよボブ。ココだけの話なんだけどさ…」
B「もったいぶるなyo」

M「実は…環境学習交流センターに新着図書がまた加わったんだって!」
B「ジーザスクライストスーパースター!何てこったい!!
  1月に入荷したばかりなのにもうニューフェイスが加わったのかい?」

 

M「驚くのはそれだけじゃないんだ。その数、何と“54冊”さ!」
B「オーマイガッ!!!マジかよ!信じられないよ!!」
M「疑うんなら今からその目で確かめてこいyo。環境学習交流センターはすぐそこだからな」
B「ホントだ!ニューフェイスがずらりと並んでいるぜ!!

  あっ、星野道夫さんの本がある!
    あっ、あっちにはアル・ゴアの新刊『私たちの選択』が!
  料理の本も充実してるね。ハニーが喜びそうだなぁ…。
  絵本や漫画なんかもあるからキッズも愉しめるね☆」
 
M「おいおい、あんまり興奮するなよボブ。キミってヤツは」
B「それにしてもよくこれだけの本が集まったなぁ」
M「そうなんだ。もちろん新しく購入したものもあるけれど、

  今回もたくさんの方がセンターに寄贈してくれたそうだよ
B「本当に有り難いことだね!
  よーし、この週末は家族で環境学習交流センターに遊びに来て、
  帰りに本をいっぱい借りちゃおうかな」

M「もちろん貸出の際にはアイーナ会員カードを忘れずに、ね。
      キミはホントにおっちょこちょいだからさ」
B「まったくだ!」
M「ハハハ!」

…こんな会話があったかどうかは定かではありませんが、会話の内容は本当です

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新着図書リストはこちらからご覧いただけます。
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図書の利用方法はこちらをご覧ください。

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ますますパワーアップしたセンターの図書コーナーをぜひご利用ください^^

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会議名平成21年度 第2回環境学習交流センター運営協議会
開催日2010年3月14日(日)
開催場所アイーナ6F 講師控え室1.2
内容

平成21年度運営状況について
    進捗状況報告と成果
平成22年度活動について

 




 

 





環境学習交流センターの外部評価の場である運営協議会の、今年度2回目の会議が開催されました。

出席委員:8名  オブザーバー(岩手県環境生活部環境生活企画室):2名  事務局:5名 により、今年度の活動状況、成果と反省、及び次年度への課題などを報告し、委員の皆さまからご意見を頂きました。

 今年度の取り組みとして評価をされた点は、7月から毎週開催された土日環境学習講座で、担当者からも「一番の成果はたくさんの講師、参加者の皆さんとのつながりができた事」という報告がありました。
 土日講座については、環境学習交流センターと関わりの深い環境アドバイザーさんや地球温暖化防止活動推進員さんが多く講師をつとめて下さっていますが、委員さんからはもっと市町村とのつながりを強くして、各地域の環境活動の実践者の方々をご紹介して貰う事なども大切だというアドバイスをいただきました。

 センターへの要望としては、貸出し用の環境学習教材の更なる充実を、というご意見がありました。運営委員さん自身、実際に様々な環境学習に関わっていらっしゃるので、特に子ども向けの楽しみながら環境について学べる教材について、実際に具体的なヒントを出していただきました。
 教材については会議終了後も委員さん同士で相談をされていたので、センターで作成に取りかかる前に委員さん自身が独自の教材を開発してしまうのではないかと半分焦り、半分期待するスタッフであります。

  今年度も終わりになりますが、教材作りに関しては次回に続く・・・という形になりましたし、ぜひ今後ともたくさんのアイデア、ご指導ご鞭撻の程よろしくお願いいたします。
 また、たくさんの書籍を寄贈してくださった委員さんもいらっしゃいました。本当にありがとうございました!

100227a.JPG○日時:2010年2月27日(土)13:00〜15:20
○会場:宮古市「シートピア・なあど」
○主催:NPO法人環境パートナーシップいわて、日本野鳥の会宮古支部
○共催:宮古市地球温暖化対策地域協議会、宮古市
○後援:宇宙航空研究開発機構、岩手県宮古地方振興局

<プログラム>
[Ⅰ]講演の部
  ・演題「崩壊する山林」
   佐々木宏氏(日本野鳥の会宮古支部長)
  ・演題「森林表土の重要性」
   照井隆一氏(森と緑の研究所副所長)
  ・演題「奥・遠野物語」
   遠藤公男氏(作家)

[Ⅱ]展示の部
  ・北上高地に関する写真及び人工衛星観測画像など
うーみーだーよーーーーーー!

会場は真前に港を臨める「シートピア・なあど」。(「この先海」という看板を初めて見ました)
内陸育ちなので海ー!船ー!鴎ー!というだけでテンションが上がってしまいます。
100227f.JPG浮かれてばかりではありません。
まずは1階ホールの「展示の部」の取材です。
こちらでは、赤と青の3Dメガネ(アバ●ーを観た方、あの時掛けたメガネです)で見る北上高地の衛星写真が人気でした。
私も見てみましたが、会場の周辺や山田町の辺りが隆々と盛り上がっているのを立体的に確認できおもしろかったです。
そして、講演の部。
会場はほぼ満席、イスを追加するほどの盛り上がり!
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100227c.JPGトップバッターは主催者でもある日本野鳥の会宮古支部長の佐々木宏さん。
森林伐採の際に作られる作業道によって、土砂崩れが起こりやすくなっていることを、荒廃が進む宮古市や岩泉町の山々の写真と共に紹介。
また、山をなるべく傷つけずに伐採・搬出を行っている事例も紹介し、方法によっては、山が健全に再生できるのだということを強調していました。
次は照井隆一さんによる「森林表土の重要性」についての講演。
土壌の分類などの基礎知識に始まり、宮古地方の土壌の成り立ちについて専門的な解説を交えた内容でした。
興味深かったのは、低温作用による土壌劣化についてのお話。
北上高地では伐採跡地に、「寒さが直に当たる→霜ができる→融解」のサイクルを繰り返すことで、下の岩が浮き上がる「周氷河作用」といった現象が生じ、土壌の劣化を進行させているのだそう。
伐採の影響がこんな形で現れることがあるんですねー!
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100227e.JPG最後は、作家の遠藤公男さんから「奥・遠野物語」と題して、鷲猟師との出会いから作家になろうと決意した経緯、「柳田國男も知らない」山奥の伝統、風習など、ご自身が実際に見てきたことや体験を交え、笑いもいっぱいの味わい深いお話でした。
こうした北上高地の先人達が守ってきた「アニミズムの世界」も、近代化によって衰退し、それに伴って数多くの動物の命が失われていることを、ヨタカやクイナなどの動物たちの絵をホワイトボードに貼リ出していくことで参加者に印象づけていました。
「郷土、文化、政治のあり方を、私たちは考えていかなくてはなりませんね」
という遠藤さんのことばが、しみじみとした余韻を残しながらフォーラムは閉幕。

今すぐ森林の荒廃の防止に直結することはとてもできないけれど、まずはこの日知ったことや感じたことを、こうしたブログやもしくは誰かと会った時に伝えていければ、と思いながら会場を後にしたのでした。

 

 

日時:2010年3月5日(金) 13:30〜16:00

会場:一関地区合同庁舎 3階 大会議室

主催:きらめく水環境を保全・創造する協議会
   東磐井の里・健全な水環境をめざす協議会
   県南広域振興局一関総合支局

 
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●講演
「南極=地球の環境センサー」
 〜観測隊に同行した経験を交えて〜
岩手日報社 大船渡支局長  鹿糠 敏和 氏
●活動報告
 (H21年度一関総合支局委託事業受託団体)
 ・平泉メビウスの会
 ・特定非営利活動法人グリーンハート
 ・一関市室根町第第19自治会
 ・花泉地域公衆衛生組合連合会
 ・ながくら地区里山づくり協議会
 ・弓手川結いネットワーク

  団体の関係者など地域の方々を中心に、約60名の方が参加していた交流会。今年度は、センターとしても協議会への参加も含め、1年を通して一関地域に密着した感があります(と言っても3回ですが・・・)。
 鹿糠さんの講演は、観測時の服装で登場するところから始まり、美しい南極の写真を交えながら(時には厳しい現実を写したものもありましたが)、観測隊としての活動や温暖化と関連した話、ゴミの話など、非常に興味深い話をしていただきました。人間が行う些細なことが、南極の生態系へ大きな影響を及ぼすこともあるというお話が印象的でした。
 今年は生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が開催される年でもありますが、身近な生き物だけではなく南極にいる生き物たちにとっても、私たちの行動は無関係ではない、ということでしょうか。
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 その後、各団体より活動報告がありました。

 「平泉メビウスの会」の活動報告は環境アドバイザーでもある阿部慶元さん。生物調査を通して
森と川のつながりを学び、それから自分達にできることを考えているようです。
 「NPO法人グリーンハート」さんは、キャンドルナイトの取組について以前お伺いしたことがありましたが、
今回は親子で川の清掃活動などに取組んでいる様子の発表でした。
 「一関市室根第19区自治会」は、子供から大人まで環境美化活動や水生生物調査のような
環境教育活動まで幅広く行っており、自治会の活動が活発に行われているようです。
 「花泉地域公衆衛生組合連合会」の発表には小学生が加わり、「こども塾」などで実際に体験した感想を
発表してくれました。
 「ながくら地区里山づくり協議会」のながくら里山まつりは、次回が10周年という記念の年ということ。
林業体験や薪割体験などの内容も魅力的で面白そうです!
 「弓手川結いネットワーク」の活動報告の中にスパゲッティテストという言葉が・・・。皿を洗う際の水の汚れを
比較する実験のようなものなのですが、アイディアが面白いと思いました。

 皆さんの発表から、地域での活動について自治体、住民との間で協力しながら進めることの大切さを
改めて見直すことができました。地域住民の力は大きいですね!
 他の地域の様子もさらに知りたいなと思いながら帰ってきたのでした


 

 

イベント名
期日
会場主催HP
雪解け後の「岩手県内一斉清掃活動」3/27(土)盛岡・北上・一関・釜石JT盛岡支店
エンジョイ・リバーinいわて 〜語ろう川の楽しさ 防ごう水の事故〜3/22(月)いわて県民情報交流センター・アイーナ 804会議室(盛岡市)NPO法人 北上川流域連携交流会 リバーレスキュー協議会
御所湖冬鳥観察会3/21(日)滝沢森林公園岩手県滝沢森林公園 野鳥観察の森 ネイチャーセンター
犬倉山〜鎌倉森ブナ林〜網張温泉 雪上探勝会3/20(土)網張ビジターセンター(雫石町)網張ビジターセンター
エコアクション21導入セミナー3/19(金)北上オフィスプラザエコアクション21地域事務局「銀河」 
「市民のためのエコスクール」受講生募集3/13(土)いわて県民情報交流センター・アイーナ 研修室816(盛岡市)NPO環境住宅 
バードカービング教室3/13(土)滝沢森林公園岩手県滝沢森林公園 野鳥観察の森 ネイチャーセンター 
三ツ石山スキーツアー3/6(土)・3/13(土)網張ビジターセンター(雫石町)網張ビジターセンター★ 

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