【取材】いわい地域の流域連携交流会

| コメント(0)

 

日時:2010年3月5日(金) 13:30〜16:00

会場:一関地区合同庁舎 3階 大会議室

主催:きらめく水環境を保全・創造する協議会
   東磐井の里・健全な水環境をめざす協議会
   県南広域振興局一関総合支局

 
 iwai_1.JPG

●講演
「南極=地球の環境センサー」
 〜観測隊に同行した経験を交えて〜
岩手日報社 大船渡支局長  鹿糠 敏和 氏
●活動報告
 (H21年度一関総合支局委託事業受託団体)
 ・平泉メビウスの会
 ・特定非営利活動法人グリーンハート
 ・一関市室根町第第19自治会
 ・花泉地域公衆衛生組合連合会
 ・ながくら地区里山づくり協議会
 ・弓手川結いネットワーク

  団体の関係者など地域の方々を中心に、約60名の方が参加していた交流会。今年度は、センターとしても協議会への参加も含め、1年を通して一関地域に密着した感があります(と言っても3回ですが・・・)。
 鹿糠さんの講演は、観測時の服装で登場するところから始まり、美しい南極の写真を交えながら(時には厳しい現実を写したものもありましたが)、観測隊としての活動や温暖化と関連した話、ゴミの話など、非常に興味深い話をしていただきました。人間が行う些細なことが、南極の生態系へ大きな影響を及ぼすこともあるというお話が印象的でした。
 今年は生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が開催される年でもありますが、身近な生き物だけではなく南極にいる生き物たちにとっても、私たちの行動は無関係ではない、ということでしょうか。
 iwai_2.JPG

  
 その後、各団体より活動報告がありました。

 「平泉メビウスの会」の活動報告は環境アドバイザーでもある阿部慶元さん。生物調査を通して
森と川のつながりを学び、それから自分達にできることを考えているようです。
 「NPO法人グリーンハート」さんは、キャンドルナイトの取組について以前お伺いしたことがありましたが、
今回は親子で川の清掃活動などに取組んでいる様子の発表でした。
 「一関市室根第19区自治会」は、子供から大人まで環境美化活動や水生生物調査のような
環境教育活動まで幅広く行っており、自治会の活動が活発に行われているようです。
 「花泉地域公衆衛生組合連合会」の発表には小学生が加わり、「こども塾」などで実際に体験した感想を
発表してくれました。
 「ながくら地区里山づくり協議会」のながくら里山まつりは、次回が10周年という記念の年ということ。
林業体験や薪割体験などの内容も魅力的で面白そうです!
 「弓手川結いネットワーク」の活動報告の中にスパゲッティテストという言葉が・・・。皿を洗う際の水の汚れを
比較する実験のようなものなのですが、アイディアが面白いと思いました。

 皆さんの発表から、地域での活動について自治体、住民との間で協力しながら進めることの大切さを
改めて見直すことができました。地域住民の力は大きいですね!
 他の地域の様子もさらに知りたいなと思いながら帰ってきたのでした


 

 

コメントする

このブログ記事について

このページは、staffが2010年3月 9日 11:38に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「'09年度 岩手の環境イベント情報【3月】」です。

次のブログ記事は「【取材】いわて環境フォーラム2010in宮古-北上高地の環境を考える-」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

月別 アーカイブ