【センターイベント】5月環境学習講座

  環境学習交流センターでは、毎月さまざまなテーマで「環境学習講座」を開催しています。
どなたでも興味のある講座へ、ご自由に参加いただけます。お気軽にどうぞ。

  【会 場】 環境学習交流センター(アイーナ5階)

◆ギャラリートーク ラオス見聞録

日時:5月23日(土) 13:30~15:00
場所:環境学習交流センター(いわて県民情報交流センター・アイーナ5F)
講師:桜川 ちはや 氏
入場無料・参加申込み不要

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 子どもがいっぱいいて、地産地消で、電気がなくても家事をし、子育ては地域の
人々が協力し、伝統芸術を若い世代が継承して、高齢者を敬い皆で見守る・・・
そんなところはありますか? 
 ありました、昨年下旬に訪れたラオスに。首都ビエンチャンから車で3時間ほど 
行った先にあるモン族の村。使っているのは、人力、家畜、薪炭など再生可能な
生物エネルギー。日の出と共に、起きて働き、日没と共に家に帰り、眠る。
市場には、冷蔵庫はなく、たらいで泳ぐ魚、朝採りの野菜に果実が並べられている。
新鮮で、保存料も添加物もない食材。エコで、ヘルシーで環境にやさしい暮らし。
その村の様子を写真と共にご紹介します。

*桜川ちはやプロフィール
愛知県名古屋市出身。大学・大学院と日本文学を専攻。熱田神宮宝物博物館や
名古屋市博物館で学芸員として勤務の後、盛岡に移住。今まで10数ヶ国を旅し、
フェアトレード支援活動をしている。芸術遊び 虹色の部屋 主宰。
著作:『女と男の万葉集』『子どもの本の道案内(共著)』等

●何しにラオスへ? 

「・・・最初に行ったのは、2012年春でした。あまり観光かもされていない、アジア 
の伝統が残る宗教都市、ルアンパパーンへ。それは、友人にすすめられて。 
ラオスのことを調べていくうちに、万葉集にでてくる古代の歌垣とにたことが、中国 
ミャオ族からきたラオスモン族にもあることを知りました。そのほか、精霊信仰が少数民族にはあり、
日本の古代との共通点もあることを知りました。 
そして、作家でフェアトレード活動をしている日本人女性、安井さんと知り合い、
活動のお手伝いをすることになりました。 
難民支援につながるモン族の刺繍クラフト販売です。関わっていくなかで、
日本が高度経済成長をする陰で、苦しんだアジアの人たちがたくさんいたことを知りました。 
ベトナム戦争では、日本の基地から飛び立ったアメリカ軍戦闘機が地雷を落下させ、 
ラオスの少数民族が戦争に巻き込まれ、多くの難民を生んだのです。インドシナ戦争と
日本はまったく無関係ではありません。 
それから、不来方高校の外国語学系の生徒さんや、クロステラス盛岡さんと一緒に
ボランティア活動を開始しました。 

そして、昨年12月、首都ビエンチャンへいき、その暮らしや、地雷撤去の現状を見たり、
実際に刺繍の制作をしているシヴィライ村を安井さんと訪れ、
村人と交流し、今回の写真を撮ってきました。 

現在は、継続して、モン族の刺繍クラフト販売のボランティアをしています。 
また、中国、韓国、タイなど新興国によって失われていく、
アジアの手仕事の良さや暮らしを伝える活動もしています。 
また、古代日本とのつながりや、日本古典文学にみる自然と人々との
共存した姿などを講義、講演などをしています。 」
 

◆環境企画展示
桜川ちはやフォトエッセイ展「ラオスの旅・自然と暮らす日常」

●開催中!
期間:平成27年4月16日(木)~6月16日(火)
内容:ラオスの写真・モン族の刺繍作品・エッセイ等
場所:環境学習交流センター(開館時間/9:00~19:00)

【お申込み・お問合せ】
  環境学習交流センター
  TEL:019-606-1752 FAX:019-606-1753
  E-mail:eco☆aiina.jp(☆を@に変えてください)

このブログ記事について

このページは、staffが2015年4月22日 11:04に書いたブログ記事です。

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