日時:2009年11月18日(水)10:30〜11:30
会場:盛岡市立山王小学校
対象:山王小学校5年1組(30名)
主催:NPO法人未来図書館
NPO法人未来図書館さんが、山王小学校で出前授業をするという情報を聞きつけ、取材をしてきました。
岩手県農地・水・環境保全向上対策地域協議会からの委託事業として実施されている
「農地・水・環境保全向上対策」の一環として小学生対象に出前授業を開催しているそうです。
今回は「水と産業シリーズ第2弾」ということで、「農業」をテーマに授業が行われていました。
何やら、前情報によると、「おたまガエル」というキャラクターがいるとか。気になる・・・。
(エコハッちゃんとどちらがかわいいのだろうか・・・)
この日は岩手県農林水産部農村建設課の職員の方が講師をしていました。
クイズ形式で子ども達にも分かりやすく説明をされており、
(大人の私にも)大変分かりやすい内容でした。
例えば、「1haの田んぼに水が10cm溜まると、お風呂何杯分か?」というクイズ。
答えは分かりますでしょうか^m^?
さて、気になる「おたまガエル」。右の写真に写っています。
このおたまガエルくんと一緒に、ダムから農地までの水の流れをたどります。途中の用水路には、様々な生き物が住んでいます。そして、水の流れる風景は、私たち人間にとっても心安らげるものなのです。
そして、この用水路や農地自体の管理がしっかりとなされないと、生き物の減少や災害の発生にもつながるということ。
これって、農地に限らず、森林保全や自然の河川にも同じことが言えるのでは?と聞きながら考えていました。
田んぼも、ただお米を生産する場というだけでなく、水を溜めてダムのような働きをし、地下水のもととなり、周りの空気を冷やす(=地球温暖化の防止)役割もあるそうです。
そうか、岩手の森林、川などの自然を保全するということは、私たちの生活に必要な水をきれいにし、農業など産業として使用する水の健全さを保つことになるのか、と改めて気付かされたのです。
保全活動に関わる人達のことを考えることも重要だよ、と講師の方は仰っていました。
実際に、活動の担い手が不足している問題もあるようです。
今回の講座を受けた子ども達が、将来の担い手でもあるんですね。
そう考えると、このような講座の大切さを感じます。
子ども達も、始終にこやかに、質問にも手を挙げて積極的に参加していました。
農業体験や水辺の生き物調査など、実際に体を動かす講座があると良いのかなと思います。
(実際に、あるようです!)
その際は、もちろん環境学習交流センターの講師派遣事業なども活用してくださいね!
季節的に、来年度以降になると思いますが・・・。
(と、センターの宣伝もしつつ・・・)
とても勉強になりました。
今回、取材ということで急におじゃましてしまいましたが、快くOKしていただいた
未来図書館や農林水産部の職員の方々、山王小学校の皆さん、ありがとうございました。
コメントする