環境学習交流センターでは8月31日~9月4日の5日間、
岩手県立大学の学生2名をインターンシップとして受入れ、
様々な業務の体験をしていただきました。
最終日となった本日、5日間のふりかえりをまとめていただきましたので、
この場で紹介いたします!
※初日はセンターのFacebookに報告を載せていますので、そちらをご覧ください。
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岩手県立大学3年の川守田です。早いもので、本日4日でインターンシップも最終日となってしまいました。環境学習交流センターでは、事務作業からイベント補助まで様々な業務の体験をさせていただきました。
2日目で行ったアンケート集計の際のレイアウト作りや、3日目で行ったアンケート集計と結果のまとめでは、より見やすくわかりやすいレイアウトの仕方や、相手に分かりやすい結果の示し方などを考え学ぶことができました。アンケートなどによって結果をとることも大事ですが、それを分かりやすくまとめることも調査結果を有効に活用するためには重要であると感じる作業でした。
3日目のエコアート補助では、準備だけでなく実際に会が行われているところを見せていただき、エコアートの企画が新しいつながりを形成している様子を感じることができる良い機会だったと思います。 4日目のイベントの補助では自分が思っていた以上に幅広い年代の多くの方がブースに来てくださり、たくさんの方々に環境の大切さについて興味を持っていただくことができたように思います。このようなイベントが一般の方々の環境への意識の啓発や、意識していただくきっかけになっているのだと体感することができました。
最終日は、うちエコ診断を自分で受けさせていただき、診断士の方から実際にアドバイスをいただくことができました。実際に受けてみると、自分の家庭でのことについてなので、CO2の排出量などがとても身近に感じます。正直ハッとさせられるところもあったので、環境のために行われていることを自ら体験することで、その影響の大きさがよく分かりました。
この5日間で様々な体験をさせていただきましたが、多彩な業務内容に驚かされました。イベントやアンケートの実施など主体的な業務の多さと細やかさはもちろん、県民と環境に関する活動をつなぐコーディネーターの役割も担っており、こうした幅広い業務が環境のため、県民のためになっていると感じました。今回のインターンシップでは、環境を守るための仕事を身をもって感じることができ、環境問題についても改めて考え、理解を深めることができたと思います。環境問題というスケールが大きく先の長い問題ですが、環境学習交流センターでは解決のためにできることを様々な形で行っており、そして職員の皆様が真摯に向き合っていることが、短い間ですが一緒にお仕事をさせていただくことでよく分かりました。とても自分の身になるインターンシップになりました。また、質問に対して丁寧に答えていただいたり、積極的に声をかけていただいたり、職員の皆様には毎日助けられていました。最後になりましたが、環境パートナーシップいわて及び環境学習交流センターの皆様、5日間の短い間でしたが本当にお世話になりました。そして、この機会を与えてくださり本当にありがとうございました!
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2日目には代表である野澤さんからこの施設の概要説明等をお聞きしました。発足期からげ現在に至るまでの様々な出来事や現在どのようなことに取り組んでいるかなど聞くことでよりこの環境パートナーシップいわてについて学ぶことができました。また、この先の将来必ず訪れる世界の問題や今の若い世代がどのように担っていけばよいかなど考えさせられるお話しを聞き、一層どのように行動したらよいかを自分でも再確認しなければいけないことが分かりました。そのほかにアンケートの集計を行いました。二人で分けて集計を行いましたがなかなか終わらず、また自分自身も集計する作業が得意ではなかったために手こずってしまい、改めて自分の作業の遅さがとても分かった日でした…。
3日目はエコアート補助、国体応援展示の掲示版作り、エネルギー分析集計を行いました。エコアートは毎週決められた曜日に沿岸地域の方々など様々な方が集まり牛乳パックをパレットにしながら好きな絵を思い思いに描いている様子を見学しました。水彩や鉛筆画など多様な方法で自分たちが持ち込んだ季節の花を描いていていました。絵を描いている方々全員本当に絵がお上手で絵がへたくその私は見習うところがたくさんある時間でした。また、国体が近くなるということで国体応援の掲示板を作成しました。多くの応援メッセージが来てくれると良いなと思いながら丁寧に作ることができました。午後はエネルギー調査の集計、講演会を聞きに行きました。エネルギー集計では2日目とは違いグラフ化することまで行いました。この時間まででは終わりませんでした…。残りの時間は防災コミュニティーの講演会を聞きに行きました。様々な分野の先生が違う目線での講演会はこれからためになることばかりで学ぶことが多い時間でした。
4日目は東北農業研究センターで出張環境学習会に参加させていただきました。来場者の対応やアンケート調査のお願い等を行いました。たくさんの方々が一気に訪れたりしたためかなり焦ってしまい様々なミスを起こしてしまいこのような場面でこそ冷静な対応が必要になることを学びました。午後は来場してくれた子供たちと色々な環境学習交流センターの物で遊びながら様々な手伝いを行いました。何回も同じ子供たちが遊びに来てくれてお手伝いしている私たちも楽しい時間を過ごすことができました。4日目の天気はとても暑く大変でしたがいつもは様々な気候の中でたった二人で回していると聞いて驚きながらも苦労を味わうことができた日でした。
最終日の5日目は初日の蔵書点検とうちエコ診断を行いました。5日目で一番驚いたことはうちエコ診断で私の家庭の二酸化炭素の量が異常に放出されていることでした。節約しながらも生活していると思っていましたが結果として出してみると100人中73位で全くエコな暮らしができていないことがこの結果でわかり、これからどのようなことをしていけばよいかの改善法がよく理解できました。これからの生活を見直していきたいです。
5日間働いてみて環境といっても分野が様々で多くのことを行っていることが分かりました。また、今まで行ったことがない仕事を体験して様々なことを学び吸収することができました。
今回は5日間お世話になりました。
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受入れる立場としては、どんな体験をしていただくのが学生のためになるのかと考えたり、
普段の業務を外から見る視点を持てたことで見えたこともあります。
一つ一つの作業について学生に理解していただきながら進めるためには、
その作業が全体の中でどのような位置づけにあり、目的はどこなのか、ちゃんと説明する必要があります。
2人のふりかえりを読ませていただくと、こちらの説明が不足していたかもしれない…とか、
しっかり意図が伝わっているなとか、自分たち自身をふりかえることができました。
今回来ていただいたお二人も、慣れない作業ばかりだったと思いますが5日間お疲れ様でした!
少しでも今後の役に立つことがあったのならば幸いです。