0912)森と炭を守って100年~暮らしの中で生きる炭の力~終了しました!!

 講座タイトル:森と炭を守って100年~暮らしの中で生きる炭の力~
開催日:令和2年9月12日(土)13:00~14:00
開催場所:いわて県民情報交流センターアイーナ5階 環境学習交流センター
講師:渡部 雅裕氏有限会社谷地林業 社長付き プロジェクトマネージャー
チャコールスタンドづくり:センタースタッフ対応
参加者:6名

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内容
①令和元年度「東北再生可能エネルギー利活用大賞」最優秀賞を受賞した有限会社谷地林業の取り組みについてのお話し
谷地林業×SDGs
森林整備事業
持続可能な森林づくり (植える、育てる、切る)を中心に、木材・森林関連事業の中核をなす事業部として、地域の森林環境のお手伝いを行っています。苗木を植え→育て→伐採、更に植えての持続可能な地域づくりに貢献している事業部です。
建設事業:
住み続けられるまちづくり(建築・土木・舗装)谷地林業の主力事業部として、公共工事を始めとした土木・建築工事をメインに手掛け、培った技術やノウハウで、お客様のニーズに応え、豊かで安心な地域社会の構築に貢献しております
木質チップ事業:
地域の豊富で多様な森林資源を背景に、製紙用チップの製造を中心に行っている。近年では、木質バイオマス発電所等への供給も開始し、自社のみならず、他社からの受け入れも進め地域の振興の一助として、また持続可能な森林づくりの一つのパーツとして、木材のカスケード(人工的に作ったもの)利用の機能を果たしている。
木炭製造事業:
地域の森林を守り繋いできた事業です。
かつて、全国の家庭や店舗等の燃料を支えてきた、昔ながらの岩手木炭の製炭技術と魂を引き受け、企業型製炭として、生産性と品質の向上を日々模索しております。
また全国有数の生産量と、農林水産大臣賞等の毎年の受賞等からも証明される、最高品質の木炭を毎日作っております。
さらに、機械の導入を進めることで、省力化と地域文化の継承をも進めている。
平成30年には内閣総理大臣賞林産部門で受賞
高品質な「岩手木炭」製炭技術と地域産業を継承する優れた製炭技術者
木炭の種類について
木炭には大きな分類として黒炭・白炭・その他使用される原木の種類や焼き方によって燃え方や用途も違う。
岩手県は木炭の「生産量日本一」であり、全国の役30%を生産している。
<木炭生産量>
全国計 約8,742t
岩手県 約2,682t
全国で2,000t以上の生産は岩手県のみである。
岩手県は大正時代から今日にいたるまで木炭生産日本一。
平泉文化1000年前から炭が使われていた。
炭の販路はホームセンター、飲食店、燃料屋さん、木炭協会等
現在の悩みは生産者が減ってきているとのことです。生産者が高齢化となりあとを継ぐ者がいない。今後の課題ですと話された。
現在では炭の効果として食べる炭(チャコールダイエット等)もあるとのこと。
インテリアとして玄関に飾るなどの事例も紹介されました。

このブログ記事について

このページは、staffが2020年9月19日 15:01に書いたブログ記事です。

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