【出張報告】衣川薬草部会勉強会(no.32)

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091026a.JPG日時:2009年10月26日(月) 10:30〜11:30

場所:一関市 祭畤温泉かみくら

参加者数:15名

内容:環境アドバイザーの建部信氏による座学
   ・テーマ:「山野草について」
   (1)自然保護の観点からの山野草について
   (2)山野草を採取し食べるに際しての注意点
   (3)山野草と生態系や人体との関わりについて

秋雨に濡れる紅葉の頃。
奥州市芸術文化協会薬草部会さんの「衣川薬草部会勉強会」におじゃましてきました!
講師は環境アドバイザーの建部信さん。テーマは「山野草について」です。

日々、「玄米と塩、大豆を柱に、周りにある野草を食べて」暮らしている建部さん。
春が来たらアブラナから食べ始め、ツクシにアサツキ…などといった、春夏秋冬、自分で保存したものを食べる(買ったものを食べない)野草生活についてのお話を伺うことができました。

野草を食べる時のポイントは「アク抜きをしっかりと」。
ミツバやワサビといったアクの少ない野草や、ヨモギのアク抜きの手順などといった実践的な内容の紹介も。
(ちなみに、建部さんによるとヨモギを食べてから胃腸の調子が良いのだとか)

途中、乾燥させたツクシをふるまう場面もありました。
(これも貴重な食糧!スルメのようにかじって頂きます)
淡い苦味で、かむほど独特の味わいが口の中に広がっていきます。

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座学の中では、自然保護の観点からの山野草のお話も。
絶滅の危機にある貴重な山野草を、綺麗だからと、知識が無いがために摘んで持ち帰ってしまう人もいるのだそう。

貴重な山野草をよそに行ってまで取ってはいけないし、
意図して残していかないとなくなってしまうのだと、「自分の身の回りにある貴重な山野草を守って育てる」ことの大切さを、薬草部会の皆さんに真剣なまなざしで伝える建部さん。
「植物を大切にしようとすると、植物がそれに応えてくれるような気がする」という言葉が印象的でした。

薬草部会の皆さんは知識がとても豊富で、全員が先生のよう。
(野草についてまったく無知な私は、皆さんの話題に「ほほ〜!!」と驚いたり感心しきり)
座学が終わってからも熱心な情報交換会が続いていました。

取材に快く応じて下さった、建部さん、薬草部会の皆さん、本当にありがとうございました!!

平成21年度出張報告no.30-31はこちら

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このページは、staffが2009年11月15日 20:14に書いたブログ記事です。

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