日 時:平成22年1月26日(火) 13:30〜15:30
会 場:盛岡市総合福祉センター
≪プログラム≫
*基調講演
木浪るり子氏(杉並区環境清掃部環境都市推進課長)
*パネルディスカッション
パネリスト:木浪るり子氏
佐々木和子氏(紫波町ごみ減量女性会議副会長)
八重樫千代子氏(岩手県地球温暖化防止活動推進員)
コーディネーター:大塚尚寛氏(岩手大学副学長)
自治体や事業者、一般市民約60名が参加していた今回のフォーラムでは、貴重なお話を聞くことができました。
東京都杉並区では平成20年4月に、全国で初めてレジ袋有料化に関する条例が施行されました(レジ袋1枚当たり5円課金)。施行前の約2ヵ月間で行った実証実験では、マイバッグ持参率が28%から83%に上がり、約20万枚のレジ袋削減につながったそうです。しかし、先進的な取組である一方、対象事業者220店舗のうち約80%を占めるコンビニなどの取組が、声かけにとどまるなどの課題もあるようです。また、区境ではお客が隣り合う他の区へ流れてしまうなどの問題もあるとのこと。杉並区の取組を参考にしつつ、それぞれの自治体に合った方法を考えることも必要なのではと思います。
パネルディスカッションでは、県内でレジ袋削減に取組んでいる方々がパネリストとなり、事例紹介や意見交換が行われました。紫波町ごみ減量女性会議は現在、紫波町と一緒に「紫波町レジ袋減らし隊」に取組み、地域一体で取組んでいる様子が分かりました。また、八重樫さんは、新聞紙や広告などを使ったお手製のバッグを披露してくださり、会場の皆さんも興味津々でお話に聞き入っていました。
会場では、「レジ袋有料化を岩手でも進めるべき」、「無駄なものを買わないような習慣付けが大切」、「お店側でもレジ袋が必要かどうか問うべき」、「意識の改革が必要」など、様々な意見が出され、皆さんの関心の高さがうかがえました。このフォーラムをきっかけに、レジ袋削減に向けた取組は、今後ますます活発になりそうです。
私も、いつも持ち歩くかばんには、2個のマイバッグを入れています
買い物に限らず、仕事帰りに荷物が増えてしまったときや、思いがけずもらい物があった時には重宝しますよね。
(どちらかというと、レジ袋削減というよりは、便利だからという理由の方が大きいです・・・)
会場の意見にあったように、消費者としても無駄なものを買わないようにしたり、
ゴミにならないものを選ぶようにするなど、できることは実践していきたいものです。